November 10, 2005
天皇杯4回戦・延長戦から
天皇杯3回戦を欠席していたワタシの今年の天皇杯は、初めての万博競技場で迎えました。
羽田空港からネタ満載で万博競技場に到着しましたが、旅の始まりから語ることは、昨日の今日はできません。結果はすでに周知のとおりですが、横浜FCを応援してきて良かった、横浜FCサポでシアワセと強く感じた昨夜の試合を報告するとしたら、90分の本戦レポは後日に回して、延長戦からの有り様をお伝えしたいと思います。
うっちーの先制点、久保田選手の追加点で、一時は正面のスクリーンに「2−0」が映し出されたときもありました。ゴール裏のオンナサポたちはみな、「ワタシ、もー、ダメ。」が悪化した「ワタシ、死んじゃうかも」症候群に侵されました。
病に侵された一人から、「今日勝ったら、どーするぅ?」と話しかけられて、「乗換駅の千里中央で、“甘太郎”とか“やるき茶屋”があったのはチェックしといたよ。」と答えると、「そーじゃないってば。次は神戸でしょ。ツアー捜さなくちゃならないじゃん。」と言われました。おバカなワタクシでした。「そうか、今晩の祝勝会じゃなくて、5回戦のことか。」と自覚すると、延長戦を迎えて、「まだ、ここでは死ねない!」と、強く思い直しました。
リーグ戦では延長戦なんて、やったことありません。チームもワタシたちも、ここからは未知との遭遇です。
延長戦開始前、横浜FCは選手・スタッフ全員で円陣を組みました。この光景を見ただけで、大変なことになったと思いました。初めてです、こんな円陣。97年、W杯アジア最終予戦、三位決定戦のジョホールバルで、延長戦突入時に選手・スタッフ全員が組む円陣を観て、感極まったことがありましたが、そのシーンを彷彿させました。90分の間にも、何度も何度も目頭を熱くしてきましたが、この円陣で、ワタシ、泣いちゃいました。
万博競技場は、周辺住民への配慮から、夜、9時を過ぎたら“鳴り物”は禁止というキマリになっていました。太鼓は置かれました。
ピッチの向こうのゴール裏は規則に従って、応援がかなりトーンダウン。殆ど、応援が聞こえて来ません。
しかし、ワタシたちの応援が止むことはありませんでした。『声』と『手拍子』だけで、いつもと変わらない応援を続けることが出来るのですから。コールの一節をコールリーダーが張り上げると、どんなコールも瞬時に集団の声の塊となって、ピッチ上の選手たちに向けて轟かすことが出来ました。
延長戦前半。久保田選手と交代で入った貞富選手が上がってきて、長いクロスを上げました。
ドンピシャ、ヘッドでゴールを割ったのは小野信義選手でした。
いいんですかぁ?いいんですよぉ。本日、3度目の雪崩れが発生。そして、満を持したように、18番ユニを掲げる。やってくれました、信義選手。
まだ、延長の前半戦ではありますが、頭の中には、極太文字の『神戸ウィング』が刷り込まれました。
繰り返し、“見せてゴール、ヨコハマ〜。それだけがプロの印〜♪”を歌いました。ワタシ、元旦国立で、この応援コールを熱唱したいと、熱烈に願いました。てか、神戸の次の次は国立。元旦の朝、国立で死んでもいいとさえ、思いました。
こんなこと思っているから、正面のスクリーン横の時計の針を涙で読み取れなくなりました。
ナビスコ決勝、TV観戦で見たことがあるガンバの選手たち。スゴイよ、城選手。相手選手3人に囲まれてるよ。
あー。惜しくも、ボールはゴールの上を越えてしまいました。でも、攻撃は最大の防御よ。
延長戦後半に突入。あと、15分よ。
声の限り、繰り返し、“マージコ・フリエ・フォッツゥア・フリエー♪” 絶叫に近いマジコです。
もう、相手ゴール裏からは、声が聞こえて来なくなりました。
去年の愛媛では、大黒選手一人に5点も取られて、「大黒様」でしたが、今日は、「あ。オーグロ、いたんだ。」てなもんです。
ここまで来ても、集中力を持続している精悍な早川選手が頼もしかった。
「あと、何分?」と、残り5分くらいのときから何回も後ろの人に尋ねていましたが、「あと、1分だよ。」と答えてもらった直後、「あ゛ー!」でした。
向こう側のゴールエリアで、入り乱れた攻防、見え方としてはドサクサの中、ネットが揺れたのでした。
想像も予想もしていなかった最終章。ついに、PK戦となりました。運をGK小山選手と神様に託すしかありません。
ウチの第一キッカーは、意外にも信義選手でした。延長戦前半で追加点を入れた信義選手は、全く危なげのない落ち着いたシュートをゴールネット隅に突き刺しました。「大丈夫。イケル。」と、言い聞かせてくれるような頼もしさを感じました。
第二キッカーはキャプテン、城選手です。
「大丈夫。大丈夫。」と、自分に言い聞かせていても、この後はもう、カメラを向けることはできなくなりました。選手たちが順に蹴る瞬間までは、コールをしながらもゴール裏最前線の柵を両手で握り締めて、しゃがみ込み、無事にネットが揺れると立ち上がる、苦しみの屈伸運動を続けていました。
最初の5人が終わり、両者、全員、PK成功。いよいよ、失敗が許されない真剣勝負の順番が回ってきました。
その7巡目、小山選手が、止めました!相手選手が誰だかは知りませんでした。ワタシたちは、相手の番になると、誰でも彼でも、今日はメンバー入りしていない選手の名前、「えんどぉ〜」コールを続けていたので、「えんどぉ〜」選手を止めたのです。(笑)
しかし、失敗の連鎖は起きるものです。ウチの7番手、トゥイード選手が、外しました。一瞬、頭を抱えましたが、小山選手はずっと、相手のコースに反応をしているので、8番目の「えんどぉ〜」選手も止めてくれるに違いありません。
祈りは届かなかった。8番目のえんどぉ〜選手は味方に幸運をもたらしました。
そして、次はウチの8番目。運命のキッカーは高田選手でした。弾かれたぁー。一瞬にしてうずくまる高田選手。「仕方ないよ。」 両チームの中の誰かにそのアンラッキーが用意されていただけなのだから。
ワタシも立ち上がりました。ゴール裏の集団は誰一人、倒れ込む者はいません。今、目の前の事実も受け止めますが、90分プラス30分のゲームで負けなかったことも、しっかりと自覚しています。
選手たちがこちらに挨拶にやって来ます。
集団の中から口々に、「下向くなー!」、「よく、やったぞー!」、「胸を張っていいんだぞー!」、「高田、気にするなー!」、「小山ぁ、よくやったぞー!」等々、愛の言葉を連発。
そして、「ありがとー!」の感謝と拍手が鳴り止みませんでした。ワタシたちはみな、目の前の選手たちを最高に誇りに思う瞬間でもあったのです。
今、選手たち全員と向き合うシアワセは、何物にも代えられないサポ冥利と言えます。
この幸福感をチームのさらなる進歩と勝ちに託して、「次は京都!」と思うことにします。
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この記事へのコメント
「120分+αの激闘」の生観戦・・・
ヒジョーに羨ましい限りです。(笑)
そしてレポートありがとうございます。m(__)m
「信義のヘディングがしっかり前に飛ぶ」のは是非生見たかったです。(苦笑)
どうもですぅ。
案外と心地良い疲れで、翌朝も爽やかな目覚めだったのですが、トシのせで、2日目に本格的な疲れが出ました。(^^; 何しろ、居酒屋に入ったのは11pmころで、オンナサポ6人で「飲む、食う、喋る、笑う」を日付けをまたいで繰り返していたのですから。(^^;
信義は実に落ち着いていて、頼もしいプレイでしたよ。残り試合は僅かですが、きっと、hozhoさんも「信義のヘディングがしっかり前に飛ぶ」のを生で観れるチャンスはあると思いますよ。(笑) 明日は京都、参戦されますか?
「留守番」です。(苦笑)
朗報がやって来るのを待ちたいと思います。
開始1分で朗報をお届けできたと思うのですが、その後が……。ガンバ戦から中3日明けて臨む試合では疲労の蓄積が拭いきれなかったのかもしれません。きっと勝てると思っていましたので、残念でした。でも、気を取り直して、徳島ですよぉ〜。